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殺虫剤は赤ちゃんに危険?いいえ、安全です!!【読んで納得!世界一分かりやすいママのための理科講座】

2018年3月19日

暖かくなると、だんだんハエなどの害虫が気になってきますよね。

赤ちゃんや幼児がいる家庭でよく聞かれる不安が「殺虫剤って安全なの?」「子供の近くで使わない方がいいの?」という疑問。

キンチョール、アースジェット、ゴキチェットなど、さまざまな種類の殺虫剤スプレーが家庭用として販売されています。

結論を言うと、一般的に市販されている家庭用殺虫剤は普通に使っていれば安全なんです!

なぜか??理系院卒ママが、分かりやすく殺虫剤の安全性について説明します!!

  • 殺虫剤は赤ちゃんがいても使っていいのか知りたい
  • 殺虫剤を使いたいけど赤ちゃんがいて不安
  • ネットで「殺虫剤は危険!」と書かれていて不安
  • 赤ちゃんの近くで殺虫剤を使ってしまい、不安になった

殺虫剤の世間のイメージ

まず、普通の人にとって「殺虫剤」のイメージとは…

「虫を殺す」

「毒」

「死ぬ」

「危険」

「化学薬品」

当たり前ですよね、シュッとスプレーしたら、目の前の害虫が死んでしまうんだから!

こんな猛毒、そうそうめったにないですよね!あーこわい!!絶対に赤ちゃんの周りなんかで使ってはいけない!間違えて吸い込んでしまったら、赤ちゃんの命が危ない!!

そう思ってる方が多いと思います。

実際、ネットで「赤ちゃん 殺虫剤 危険」で検索すると、某質問サイトに赤ちゃんへの影響について質問されているページがあります。そこの回答を一部抜粋します。

害がないとは言い切れません。
虫が死ぬと言う事は、生きているもの全てにその物質は有害であると言うことだからです。

 

やっぱり何かしらの害はあると思います。虫とはいえ、死んでしまうほどですし・・・

 

虫が死ぬんだから、害はありますよ。

 

虫を殺す薬です。当然人体に良いはずがないです。

ちなみに回答しているのは一般の(恐らく化学に関しては素人の主婦)です。

みんなめっちゃ警戒してますね。質問した人も「そうですよね、影響がないわけないですよね」という風に反応しています。

でも、これって全部勝手なイメージですよね?

「虫が死ぬ=人体に影響」ではない

虫が死ぬ成分は、必ず人体に影響があるものなのでしょうか?

答えは「ノー」です。

身近な例を紹介します。

ナメクジと塩

よく庭先で見かけるナメクジ。ヌルヌルしてて気持ちわるい~!なんとか退治したい!

そんな時、すぐにできる退治の方法が「塩をかける」です。

実際にやったことある方も多いかもしれません。(私も子供の頃、よく庭でやっていました…子供ってほんと残酷ですよね…。)

なぜナメクジに塩をかけると死んでしまうのか?簡単に言うと、塩をふりかけることによって、ナメクジの体の中の水分がばーーーっと外に出てしまうからです!!

ナメクジの皮膚には水を通す穴がたくさん開いているんです。水が出てきやすいんです。

急速に干からびてる状態なんですね。この干からび加減が限界を超えると、ナメクジは死んでしまいます。

人の手に塩

では、同じ塩を人の手にこすってみたら、どうなりますか?

手は干からびてミイラのようになってしまいますか?

答えは「ノー」です!!人の手は塩をかけてもミイラになりません。

なぜなら、人の皮膚は水を通さない作りになっているからです!(※全く通さないわけではありません)

ナメクジの毒。人間の毒

つまり、塩はナメクジにとって毒です。皮膚にかけたら死んでしまうかもしれないですから。

だけど、全く異なった身体の構造をしている人間にとっては、皮膚に塗っても毒ではありません(※大量の塩に何日も浸かったら死ぬかもとか、そういう極端な話はしていません)

ここで重要なのが、ナメクジと人間が全く種類の違う動物であるということです。

人間は哺乳類。ナメクジは軟体動物(なんたいどうぶつ)という、貝やイカなどと同じ仲間に分類されています。

この「分類」ですが、簡単に言うと、違う仲間に分類されているってことはつまり身体の構造がめっっっっっちゃくちゃ違うということなんです。

上の例でいうと、皮膚の構造ですね。他にも心臓がどうとか肺がどうとか、とにかく体の仕組みが違うんです。同じ「生き物」でも全然違うんです。

殺虫剤に使われている殺虫成分の特徴

さて、殺虫剤に話を戻します。

家庭用殺虫剤で一般的に使われている殺虫成分(いわゆる毒となる成分)は「ピレスロイド」という成分。難しい名前なので特に覚える必要ありません。

(※余談ですが、コマーシャルでもお馴染みの防虫剤「ミセスロイド」にもピレスロイド系の成分が入っています。ネーミングセンスに脱帽します(笑))

ピレスロイドを使用している殺虫剤を「ピレスロイド系殺虫剤」と呼んだりします。

キンチョール、アースジェット、ゴキジェットなど家庭でよく使われている殺虫剤の多くはこの「ピレスロイド系」の成分を使っています。

ピレスロイドの特徴

このピレスロイドという成分、虫の神経に作用するんです。

意外ですよね?というか、どこに作用するとか考えたことないですよね?

虫の体内にこの成分が入り込むと、神経がおかしくなり、痙攣麻痺を起します。

実際に殺虫剤をかけたときのことを思い出してください。

例えばハエなら、まず床に落ちて、クルクルと異常な飛び方をしますよね?ハネや筋肉を動かす神経がおかしくなってきて、真っ直ぐ飛べなくなるんです!

そしてさらに時間がたつと、もう飛ぶことができなくなり、段々死んでいきます。

人間とピレスロイド

人間にも神経があるんだから、神経麻痺起こしそうじゃん!!と思った方!

先ほどのナメクジと人間の皮膚の構造が全く異なったのと同じように、虫と人間の神経も全然違った構造をしているんです。

だから、簡単に言うと、ピレスロイドは人間(哺乳類)の神経には効きません。ピレスロイド?何それフーンって感じです。塩と一緒。

なぜピレスロイドが効かないかと言うと、体に入ったら即効で分解されるから。

そして、虫の神経と違い、人間の神経の中でピレスロイドはくっつく場所がないんです。

哺乳類の体に入っても即効で解毒されるということです。入っても意味ないんですね。

床に付着したピレスロイド

哺乳類の体に入ったらすぐに解毒されるのは分かった。

でも、殺虫剤をスプレーしたあと、床に濡れたの残ってるよね!?体内に入ってないし、あれは分解されてないんじゃないの?!と思った方!

かなり賢いです。そこまで考えて。

しかし!!!ピレスロイドというのは、空気に触れたり、にあたったりしてもすぐ分解されます。何年も毒が蓄積されて~!とか、心配いりません。

赤ちゃんが殺虫剤のついた床を舐めた!!!毒がー!!!!とか、心配しなくて大丈夫です。

いや、もちろん噴射して即効舐めにいったらなら嫌ですが(それでも赤ちゃんの体に入ったらすぐに分解されます)、そんな状況めったにないですよね。

ただ、一般的に殺虫剤にはピレスロイド(毒になる成分)以外に添加物がいろいろ入っているので、それでヌメりが残ったり匂いが残ったりします。床や壁に付着したら普通に拭き取ったほうがいいでしょう

…化粧品だって、掃除の洗剤だって床についたら拭きますよね?それと同じです。

市販殺虫剤の安全性

ここまで説明した通り、市販されている普通の殺虫剤は人間には効かないので、怖れる必要がありません。

ついでに言うと、殺虫剤メーカーはこの人体への影響に関してかなり敏感で、莫大な費用をかけて安全性にかんする研究をしています。

特に大手メーカーは安全と信頼が命で、この分野での研究の歴史も長いです。

ちなみにピレスロイドなんかはもう100年以上殺虫剤として使用されていて、世界でもよく使われている殺虫成分です。常に世界で研究がされています。

今までにどれだけ研究がされてきたか分かりますよね。

危険な殺虫剤?

反対に、個人的に不安だなと思うのはネットでしか販売していないような「赤ちゃんにも安心♪」とか「ナチュラル成分~」「オーガニック~」「無添加~」とか謳われている殺虫剤です。

もちろん、ほとんど安全だと思います。

ですが、何を根拠に安全だと言っているのか?どれだけの実験を重ねて、安全だと言っているのか?というのが不透明な商品も中にはあります。

だって、研究ってめちゃくちゃ時間とお金かかるんですよ。しかも、昆虫の専門家、その他生き物の専門家、化学薬品の専門家、人体(生理学、解剖学とか)の専門家が集まらないと製品化できません。

赤ちゃんや子供への影響を不安に思うママの心につけこんで、安全が保障されていない商品を売りつけてくるようなサイトにはくれぐれもご注意ください。

安心して殺虫剤を使うには

ここまで、殺虫剤がなぜ安全か説明してきました。

それでも、やっぱり化学薬品だから不安だという方は多いと思います。

私も、殺虫剤を赤ちゃんの目の前で使っても大丈夫!と言っているわけではありません。添加物とかあるし、ひょっとしたらアレルギーが出るかもしれないので思いっきり吸い込むようなことは絶対にやめましょう

安心して部屋の中で殺虫剤を使用するには、やはりメーカーの注意点をよく読むことです。

一般的には吸引しないこと、人体に向けて使用しないこと、換気使用上限などが書かれていると思います。

これって、殺虫剤じゃなくても一緒なんですよね。

化粧品だって赤ちゃんの肌には塗り込まないし、洗濯洗剤だってこぼしたらすぐ拭くし、ウェットティッシュだって赤ちゃんがしゃぶらないよう手が届かない所に置きますよね?

殺虫剤だけ特別に不安になる必要はないんです。

まとめ

私も2児の母として、殺虫剤に対して不安になる気持ちはよく分かります。

なので余計に、ネットにあふれる殺虫剤に対して不安をあおるようなサイト、一般の素人がイメージだけで殺虫剤は危険だと書き綴っているサイトに対して喝を入れる必要性を感じました。

不安をあおるのは簡単なので、誰でも書けます。

ぜひ一度冷静になって、イメージや雰囲気だけではなくきちんとした科学的根拠をもとに、安心して家庭用の殺虫剤を利用してくださいね。

 

★★★★

それでも、それでもやっぱり殺虫剤は使いたくない!!という方に朗報です!

上で説明したような殺虫成分(ピレスロイド)が入っていない、新しいタイプの殺虫スプレーが販売されています!!!

なんとマイナス85度のジェット噴射で、害虫を瞬間冷却します。

噴射したあとのベタつきも残らず、食品のまわりで使用しても安心ですね。

どうしても殺虫剤を使うのが不安という方はぜひこちらの商品を使いましょう!使い方も簡単、値段もお手軽、そして安心のフマキラーです。

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